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2013.11.06 Wednesday

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2009.05.19 Tuesday

クッツェー

J.M. クッツェー
早川書房
¥ 798
(2007-07)

 クッツェーの「恥辱」を読みました。

はじめは読みやすいウェルベックくらいの印象で読んでいたけど

中盤くらいからこの本の味がじわりとでてきて

とても面白かった。

大学教授のスキャンダルからはじまり、転がり込んだ片田舎でも大変なことがおきたり

飽きなかった。

舞台になる南アフリカの文化や価値観にも興味がわいた。

作者のクッツェーはサミュエル・ベケットの研究で博士号を取得している。

友人も読んでいたベケット。ぼくはまだ読んでいない。読みたい。


      たかし
2009.05.15 Friday

ル・クレジオ

J.M.G. ル・クレジオ
新潮社
¥ 2,100
(2008-11)

 ル・クレジオの「調書」という本を読んだ。

面白かった。

だけど、この本を人にすすめることは

会ったばっかりの人間に、ノイズ系のCDを「これ良いよっ」て貸したりするような博打に近い。


                                             たかし


「調書」
アダム・ポロ―人類最初の名前をもつこの不思議な男は、いったいどこからやってきたのか?太陽や海、犬やライオンとの交歓のなかに、奇妙な巡礼行を綴る、ル・クレジオ、衝撃のデビュー長篇。

◆ル・クレジオ,J.M.G.
1940年、イギリス人を父、フランス人を母として南仏ニースに生まれる。『調書』を1963年に出版。ルノード賞を獲得、「23歳の特異な作家」として華々しくデビューした。2008年、「断絶、詩的冒険、官能的陶酔の作家、支配的な文明を超えた人間性の探究者」としてノーベル文学賞を受賞した
2009.04.14 Tuesday

おおえさん。

大江 健三郎
新潮社
¥ 420
(1968-04)

大江健三郎さんの、「性的人間」を読みました。

60年安保闘争前後の時代背景のなかでおきた三つのエピソード。

道徳的価値観を排除したその文体、表現力、ストーリーにぼくはただ屈服し、陶酔するだけでした。

もうサルトルは読まないでおこうかな。                             たかし


2009.03.07 Saturday

大江健三郎さん。

 個人的な体験という大江健三郎さんの小説を読みました。

ほんとうに良い作品だったのでみなさんに紹介したいです。

あらすじを説明したところでこの小説の面白さを損なうこともないので、簡単に。


妻が出産中にも関わらずアフリカ旅行への夢を抱き続ける主人公がいます。
子供を持つことで自分の自由を奪われ、アフリカへ旅立つことも夢のまま消えてしまうと、主人公はおそれます。
ところが、生まれてきた子供は奇怪な頭(本文からそのままの表現)をした障害を持ってうまれてきました。そして数日後には亡くなるだろうと医者は言います。

主人公は子供が衰弱死することを願います。そうなれば自由を奪われることもなく、アフリカへの旅の希望も持ち直せると考えます。

医者からの子供の死を知らせる電話を待つ数日間の、主人公の心の葛藤を描いた物語です。


以上があらすじですが、そうゆう状況に置かれた主人公の心の動きが、本当にうまく表現されていて、人間の愚かな部分や、虚しさをグイグイとえぐってきます。

大江さんの息子さんは実際、障害をもって生まれてきました。
この小説は半自伝的な小説といえるのかもしれません。


たかし

大江 健三郎(おおえ けんざぶろう、1935年1月31日 - )は、日本小説家

愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)出身。血液型はA型。東京大学文学部フランス文学科卒。大学在学中の1958年、「飼育」により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞。サルトル実存主義の影響を受けた作家として登場し、戦後日本の閉塞感をグロテスクな性のイメージを用いて描き、石原慎太郎開高健とともに第三の新人の後を受ける新世代の作家と目される。その後外国文学の読書経験から独特の詩的な文体を獲得し、国家主義などの人類的な問題と、故郷の四国の森や知的障害のある子供(長男の大江光)という自身の体験とを重ね合わせ独自の文学世界を作り上げた。1994年ノーベル文学賞受賞。

主な作品に『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『同時代ゲーム』『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』『新しい人よ眼ざめよ』『懐かしい年への手紙』『人生の親戚』など。一時は1995年完結の『燃えあがる緑の木』を最後の小説にするとしていたが、1999年より執筆を再開。以降の『取り替え子(チェンジリング)』などの作品は自ら「後期の仕事(レイト・ワーク)」と位置づけている。

映画監督伊丹十三は義兄にあたる。





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